上顎6本インプラントの症例です。
今回は本数が多いので、ガイドステントを使用して、位置を決めてインプラントを埋入していきます。
麻酔をして十分に効いてから、正しい位置に素早く埋入できるよう、事前に患者様専用のガイドを作ります。そのガイドを使いこのような流れで行っていきます。
骨が十分にある場合のガイドステントによるシンプルな埋入の方法です。
麻酔が十分に効いているので術中の痛みはありません。
当院のインプラントの種類はすべて、世界シエア1位のストローマン社のインプラントを使用しています。
また体質や骨の硬さや量、厚みによっては、アジアシエア1位のオステム社のインプラントなどを使用する場合もあります。
欧米人と違ってアジア人の顎の骨は小さいので、アジア人向けに作られたインプラントシステムはサイズが豊富なので場合によって日本人の顎の大きさに最適です。
骨が十分にない場所にはソケットリフト法で人工骨を入れて埋入していきます。
人工骨を入れた場合でも、縫合は必要ありません。
一般的にはサイナスリフトという大掛かりな手術法にて、骨を作りますが、当院ではこのソケットリフト法を行うので、メスを使う必要もなく、切らないので腫れも痛みもほとんどなく治療が行えました。もちろん術中の痛みもありません。
左上6番目の歯は、骨がないので足らない部分に人口骨を使用してインプラント埋入しました。
左が埋入前、右が埋入後のCTです。
ガイドの位置にすべて埋入が終わったら、CTレントゲンで確認します。
オペ前 オペ後
治療時間は麻酔の時間も入れて1時間前後です。通常たくさんの本数を埋入するとなると時間もかかって患者様も疲れてしまい大変だと思いますが、こちらのガイドを使うとオペも短時間で終了します。
ガイドステントを使う事にて、歯肉に小さな穴を開けてそこにインプラントを入れるので、メスを使いません。歯肉を切らないので、針で縫う必要もなく早いです。
そして切ったり縫ったりしないケースなので、術中、術後の出血や痛みも少なく、オペ後の腫れも最小限に抑えることができます。また抜糸もいらないので、通院回数もその分少ないです。
上のセラミックの歯が入るまでは義歯を仮歯として使用します。