
ワンピースインプラントはなぜ安いのか

こちらは激安インプラントクリニックの一例です。
インプラント1回法は、必ずしもすべての患者様に適応するわけではなく、
実に9~8割の患者様がこちらの治療を受けることが出来ません。
以下に当てはまる方は、
インプラント(1回法)を行うことが出来ません。
- 歯を入れたい方向と骨の方向が違う
- 骨の量が少ない
- 見た目や仕上がりを審美的に自然にしたい
インプラントを希望する患者様の8~9割程度が上記の項目を満たしているため、
ほとんどの患者様は 1回法が不可能または不向きと診断されます。
つまり、最終的にはツーピースインプラントが必要となる場合が多いです。
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ワンピースインプラントの特徴
骨の方向にインプラントを埋入せざる得なくなるため、全体のバランスが悪くなります。見た目も不自然な歯並びや、歯と歯茎の間に隙間があきやすくなります。
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ツーピースインプラントの特徴
1回法と異なり、骨の方向に関係なくインプラントをご自身の理想の位置に埋入できます。
見た目も使用の感度も非常に自然な仕上がりにできます。
前歯にインプラントを行った際の事例
ワンピースインプラントの例

ワンピースインプラントでは骨の方向によりインプラント同士を完全に平行に埋入することは難しいので連結ブリッジを装着できない。4本欠損を4本のインプラントで対応しなければならない。
1回法はインプラントとアバットメントが一体となっているため、角度の平行性がとりづらく、欠損している歯の本数分だけインプラントが必要になる場合があります。
また、1回法は埋入した方向に頭部が位置するため、複数本のインプラントのバランスが保ちにくく、欠損の部分にインプラントが6本必要になります。
18万円 × 4本 = 72万円
合計 72万円
(前歯ハイブリッドセラミックの場合)
ツーピースインプラントの例

ツーピースインプラントはインプラント同士が平行でなくてもアバットメントに角度をつけてインプラント同士を平行に出来るので、4本連結のブリッジを装着できる。4本欠損を2本のインプラントで対応できる。
2回法はインプラント同士が平行でなくても、アバットメントでバランスを保てるため、6連結の歯を入れることが可能です。
2回法であれば、頭部(アバット)の方向を自由に調整することができるため、6本欠損を3本のインプラントで治療可能です。
28万円 × 2本 = 56万円
ダミーの人工歯 8万円 × 2本 = 16万円
合計 72万円
(前歯ハイブリッドセラミックの場合)
つまり・・・
比較するとワンピースインプラントとツーピースインプラントの
治療費の差はありません!!
(ダイヤモンドセラミックの場合でも合計80万円で8万円の差)
仕上がりは2回法の方が優れており、金額も大差はないため
「インプラント1本10万円」は決して“激安”ではないことが分かります。
更に医療費控除を申請すれば、税金が還付されるので差額はさらに小さくなります。
インプラントメーカー約100社以上の中で世界シェア上位5位のメーカーによる治療を実施しています。上記メーカーを利用した治療費としては業界最低料金で治療を受けて頂くことが可能です。他院での見積書をご持参して当院は最後に来院してください。その見積もりより安く治療できるようにご提案します。
ALL ON 4の欠点
- ① かなり長さのあるインプラントを斜めに埋め込む事になるため、埋入する角度や深さを誤ると神経や血管を傷つける恐れがあり、その分リスクも高く危険も伴います。
- ② もし折れたり壊れたりした時に除去する場合、深い位置にあるために除去時も周りの骨を深くまで削り取らないと除去できないため、神経や血管を傷つける恐れがあり、術後の回復にも時間がかかります。
- ③ 「オールオン4」は、欧米人向けに開発された方法なので、顎骨が少なく厚みが薄い日本人には適さない場合があります。検査の結果6本埋入する「オールオン6」でなければ対応が難しいケースが多いです。
- ④ たった4本のインプラントで12本の歯を支えるので「インプラントで固定した総入れ歯」のような感じに仕上がります。また通常14本なので噛み応えの満足度は低いと言わざるを得ません。
- ⑤ インプラントが1本でもダメになると3本のインプラントでは支えきれない為、インプラントを埋めなおす再手術やブリッジの歯を全て製作し直す必要があります。
- ⑥ 「オールオン4」はセラミックの歯が全てつなげて作る治療法のため、抜かなくても良い健康な歯が残っている場合でも、すべて抜歯しなければ治療できません。
- ㊙ポイント!通常のインプラント治療では、健康な歯は抜歯せず、その周りに何分割かに分けてなるべく最小限のインプラント本数で完成させるので、今後インプラント1本に不具合が生じても部分的に再治療が可能です。また全ての歯がなくても何分割かにわけて最小限のブリッジの設計で完成させるので、同じく部分的治療が可能になり将来すべてやり直すリスクはなくなります。(当院で通常行っている独自のパーシャルオン8の設計)
- 例えば健康な歯が2本残っていたとしても
全て抜歯しなくてはならない。
上記がALL on 4の欠点およびデメリットです。
治療費用の比較
大学病院 | 1本45~60万円 | ※CT撮影料・診断料は別途負担 ※大学病院では通常ワンピースインプラントは使用しません。 ※通院期間6ヶ月~2年 |
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一般医院 | ツーピースインプラント:1本30~55万円 ワンピースインプラント:1本25~35万円 |
※CT撮影料・診断料は別途負担 ※使用するインプラントは国産の場合もあれば、海外製の場合もあります。 |
当院 | ツーピースインプラント 1本25万円~32万円 (CT無料、手術代、お薬代込み) ※ワンピースインプラントの場合は18万円 |
※海外高品質メーカー・ツーピースインプラント使用 |
激安クリニック | 1本15~23万円(CT無料) | ※国産ワンピースインプラント使用 |
信頼できるインプラントシステム
患者様の中には、インプラントを選ぶ際に「治療費の安さ」を基準に医院選びをされる方も多いかもしれません。しかし、いくら安いからといって、メーカーをよく選ばずにインプラントをすると、どうなるでしょう。
インプラントは骨の中に埋め込み、長い期間使用するものなので、お口の状態の変化や破損等で部品を修理・交換しなければならない場合もあります。しかし将来的にシェアが期待できないメーカーのインプラントを入れてしまうと、数年後にはそのメーカーが撤退・倒産している可能性があり、ひいては修理や交換への対応も難しくなってしまうのです。
またメーカーのモデルチェンジによって製品自体が廃盤になってしまうことは、インプラントに限らずよくある話。そうなると、「インプラントをまた最初からすべてやり直し」ということにもなりかねません。
インプラントはメーカーの信頼性まで考慮して選ぶ必要があるということが、これでお分かりいただけたでしょうか。インターネットで少し調べるだけでも、長期的な視点で見た時に、信頼できるインプラントメーカーはごくわずかしかないということがお分かりになるかと思います。
また、いくら信頼できるメーカーといっても、前歯のインプラントが得意、奥歯のインプラントに適しているなど、メーカーごとに特長が異なるため、単独のメーカーだけでは全ての治療範囲をとてもカバーしきれません。だからこそ、信頼性の高いメーカーのインプラントを複数導入している歯科医院で治療を受けることが非常に重要なポイントとなるのです。