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50代男性、左下奥歯のインプラント。
必ずCTレントゲン撮影を行い、インプラントを行う場所へパソコンでCTシュミレーションを行った後、インプラント治療を行います。インプラントを行う方全員にCT撮影とCT診断は無料で行ってます。
麻酔をしてインプラントをする場所に、歯肉を取る専用のパンチで、小さな穴を開けてインプラントを埋入します。右の写真は取った歯肉です。麻酔を行っているので無痛で痛みはないです。
インプラントオペ後です。普通は歯肉を大きく切って縫うので、腫れや痛みが伴いますが、当院では充分な歯肉や骨がある場合は、歯肉を切ったり縫ったりしないので、術後の腫れや痛みはほとんどありません。
またこの方法で行うと、見えている部分はインプラントの上についている仮ふたのネジであり、このまま1ヶ月半待った後はずして、そのまま被せ物が作れます。(もし普通の方法で行うと、この時に埋まっているインプラントに ”仮ねじをつけるための頭だし” である2回目の手術をする必要があるのでもう一度切開、ネジ付け、縫合しないといけません。)
インプラントには、1ピーストと、2ピースインプラントがあります。当院ではコストはかかりますが2ピースインプラントのみにこだわって使用しています。理由は、前歯や奥歯の場所はインプラントを入れたい方向や角度に骨がある場合は少ないので、斜めにインプラントを入れなくてはならない場合も多くあります。
2ピースインプラントであれば、斜めに入れる必要があっても、無理のない自由な方向に被せ物が作れるのでインプラント体に負担が少なく審美的にも機能的にも優れた理想的な形の歯が作れます。からだの一部になるのですから、無理のないいい物を長く使って欲しいと思ってます。
CTシミューレシヨンソフトのアイキャット。当院にはCTを完備してるので難しいケースは術中にもCT撮影を行い、位置や方向を確認 しながら行えるので正確にインプラントを入れる事が可能です。安全が最優先なのでこれで失敗や事故などを確実に防ぐことが出来ます。
ま た、シミュレーションを行った方の個人データからインプラントガイドという道具を作った場合はCT撮影せず正確にインプラント治療が行えます。(上のCT 写真は、シミュレーションした部位と実際インプラントを行った後の比較するための術後CT写真。インプラン トの位置や方向、計測したサイズまで正確に行えています。)
術後1ヶ月半にオールセラミックの被せ物を付けた写真。
当院ではインプラントと被せ物はネジ留めで着けています(スクリュー固定)。これは将来何かあったときにすぐにはずして修理や交換、メンテナンスなどが可能なシステムです。
インプラントにセラミックの歯を着ける方法は、ネジでつける場合と、接着剤(セメント)でつける場合と2通りあります。
接着剤で着ける場合、セメントの残りかすが歯肉の中に残る可能性が多く、それによってインプラントの周りの歯肉の炎症、また骨の破壊などが起こります。また、接着剤によってはずせない時は壊さない場合もあります。よってメンテナンスが難しいのでネジで固定する方法がインプ ラントを長持ちさせるポイントとなります。
一生を目標に長く使用して頂くためには、将来的にいつかセラミックなどが壊れた場合やインプラントの周りが何かあった場合にすぐにはずして修理 やメンテナンスが対応できる、しっかりとしたインプラントシステムを使用する事が大切です。
左はインプラント術前、右はインプラント術後です。術後は半年に1度のメンテナンス・クリーニングが大切です。他の歯のメンテナンスももちろんおすすめします。長く使って欲しい気持ちでこだわってインプラント治療を行っているので、メンテナンスを忘れないで大切にして使って欲しいと思います。